コロナ感染闘病記
今般、掲載にご協力いただきましたお二人の方が、ほぼ同時期にコロナに感染されるという事態となりました。
自治会の皆様におかれましても、コロナに感染したらどうなるのか、どう対応したらよいのか、多くの方は具体的イメージをほとんどお持ちでないと思われます(”防災”も同じですが)。
幸いお二人とも現在無事快方に向かわれていますが、お二人の貴重なご体験を、「コロナ感染闘病記」としてホームページに掲載し、皆様のお役に立てられればと思う次第です。
個別の体験談が、皆様の多種多様な環境下でどれだけお役に立つかは疑問ですが、身近な具体的事例は少なくともインパクトのある警鐘になると考えています。
(関連資料は、お二人からご提供いただいた奈良県と生駒市の資料です)
令和4年8月7日 ホームページ管理運営委員会
Aさん(男性)の場合
7月22日 金曜
仕事中に咳が出始める。(熱なし。からだ元気)
咳以外症状なし。
23日 土曜
明け方、目がさめると熱っぽかったので、自宅体温計にて体温を計る(37.9度)
【必須アイテム① 体温計】
体もしんどく、咳、頭痛。
ほぼコロナだろうと思いながら、かかりつけクリニックが空く時間まで待機。(この間に妻に報告。部屋の1室に隔離される)
電話にて症状を伝えPCR検査を受けたい旨の連絡。あわせて会社に連絡。
(クリニックは結構混んでると言われたが、なんとか検査をしてもらえた)
昼、検査。車で待ち約30分
【必須アイテム② 車】
(病院の中に入れてもらえないので、車がないと困る可能性が高い。)
抗原検査で即、陽性反応。
酸素飽和度93。
解熱剤をもらい、自宅待機。
その日は全身倦怠感、頭痛、咳、熱。何も喉は通らないが、ポカリスエットだけ枕元に置いて、随時水分補給。
【必須アイテム③ ポカリスエット。水分】
24日 日曜
さらに熱があがる(38.8度)
症状は変わらず、この日も前日同様、一日中食事を取る気力もなし。
保健所から電話あり。自宅待機期間や緊急時の連絡先などの案内。
25日 月曜
パルスオキシメーター到着
酸素飽和度94前後。
いくぶん回復傾向でだいぶんマシになる。熱も37度台まで下がる。
【特に気づいたこと】
❏ 近親者へお願いすること
→大前提として、うつらないように気をつけてほしい。
❏ 私が欲しかったもの
→アイスノン(頭冷やす)目薬。タオル、食事(ある程度症状回復後)、飲み物(ポカリスエット、水)。
❏ 困ったこと
→上記ほしいものの準備。(私は妻がある程度用意してくれたので、困らなかったが、妻が仕事で一人の時はリアルタイムでは自分で用意できない。感染を広げたくないので部屋から出られない)
❏ ありがたかったこと
→家族の協力。
❏ 日頃、注意・準備しておくこと
→アイスノン、体温計、常備薬、目薬、ポカリスエット(水分)などは準備しておいた方がよい。
❏ 回復後の留意点
→体力が落ちているので、準備運動などしておいた方がよい。
❏ お役立ち情報:生駒市役所「自宅待機者・自宅療養者支援センター(支援・相談窓口)、よくあるQ&Aなどのページ」(R4.7.19更新)
※ 画像をクリック または QRコードから
Bさん(女性)の場合
7月23日(土)
家族aの職場で陽性者がでたため、無症状だが念のために家族aの検査すると陽性だった。
医師を通じて保健所に連絡。
24日(日)
家族aに倦怠感と咳が始まる。食欲なし。
25日(月)
私と家族bが、朝から倦怠感で辛い。2人とも夜に38度5分に発熱。検査結果は陽性で保健所に連絡。桃を半分食べるのが精一杯で、ポカリスエットとのど飴を飲み続ける。家にあったパルスオキシメーターで酸素飽和度を測ると93〜96をウロウロしている。私と家族bは薬が好きではないのでビタミンCとDだけ飲んだ。
友人がお弁当屋さんのパンフレットをポストに入れてくれた。とてもありがたかった。
26日(火)
家族aの倦怠感はなくなったが咳だけ残り、食欲は戻った。ポカリスエットがなくなりそうなのでAmazonで注文しようとすると配達予定日が土曜だった。とても間に合わないので、明日、配達してくれそうな店を探してポカリスエットを注文した。
私と家族cは倦怠感と熱(38度5分)、全身痛、咳、喉の痛みにより体を動かすのも辛く食べ物が喉を通らない。桃半分とカロリーの高いチョコ、のど飴を半袋食べた。辛さに耐えられず自宅に残っていたカロナールを飲むと、少し楽になった。お薬は朝昼夜のカロナール。
家族aの昼食と夕食をお弁当屋さんで頼み配達してもらった。とても助かった。
27日(水)
すでにコロナで自宅療養を経験した知人が、生駒市のお買い物サービス(注1)を教えてくれた。
10時頃、生駒市のお買い物サービスに電話して配達をお願いする。注文したのは主にカップラーメンとお豆腐、ヨーグルトなどそのまま食べられるものばかり。
お薬は朝昼夜のカロナール。酸素飽和度は93〜99%。
28日(木)
病状は熱が37度5分に下がり始めた。症状は少しましになり、10分ほどは体を起こせるようになったが、すぐにめまいがして横になる。ずっと寝ていたから体力も落ちているようだ。寝たり起きたりしながら過ごした。
今日でカロナールがなくなった。酸素飽和度は95〜99%。
29日(金)
郡山保健所から「自宅療養者へのご案内(注2)」と「パルスオキシメーター」が送られてきた。もう治りかけているので対応が遅いが、保健所も大変お忙しいようだ。
病状は、熱は下がり全身痛、喉痛、咳、20分立っていると辛い。
カロナールはなくなったので、ロキソニンという痛み止めの薬を飲んだ。
30日(土)
咳と疲労感以外の症状はなくなった。
咳と疲労感は今も残っている。
《追記》
- ポカリスエットか経口保水液は、できれば家族×5日分はあったほうがいいと思います。
- 私はご飯が食べられなかったので、1日約ポカリ1リットルとお茶などを飲んでいました。果物は食べやすかった。
- カロナール系の薬も家族×4日分ほど常備しておくと安心です。
- アイスノン、氷枕もあればいいです。私の家は1つしかないので、ゴミ袋に氷を入れてアイスノンの代用をしていました。のど飴は結局8袋使いました。
【注記】
- (注1)生駒市役所【新型コロナウイルス】買い物代行サービス/相談窓口:健康課(0743-84-8484)https://www.city.ikoma.lg.jp/0000021836.html
- (注2)奈良県郡山保健所から送付された資料
① 新型コロナウイルス感染症により入院・入所待機、自宅療養されている方へ
<送付状/療養終了までの流れ>⇒pdf.ファイル
② 新型コロナウイルス感染症の陽性と診断された方への大切なご案内
<陽性者/濃厚接触者の療養期間>⇒pdf.ファイル
③ 新型コロナウイルス感染症により入院・入所待機、自宅療養される皆様へ
<パルスオキシメーターの使い方/往診・電話診療/生活支援/家族の注意点>⇒pdf.ファイル
④ 医療機関に連絡する際のお願い(奈良県医師会)
<医療機関への連絡時の留意点/県内医療機関リスト>⇒pdf.ファイル
⑤ 災害時の避難について <省略>
⑥ 特例郵便局等投票ができます <省略>
⑦ 生命保険等の手続きに必要な療養証明書の発行をご希望の方へ <省略>